天気の良い日に郊外で撮影をする時、自分はPL(偏光)フィルターを付けて撮影しています。
ところで「PLフィルター」ってなに?
PLフィルターの仕組み自体は自分もよく分かりませんが、簡単に言うと被写体(景色など)のコントラストを上げる事が出来る道具です。
普段目で見る景色の中ではあまり意識する事はありませんが、空や木々(葉)の色は、周りのさまざまな光が反射して、本来の色が失せてしまう場合があります。
PLフィルターはそれらの反射光を除去して、空や木々(葉)本来の色を出す事が出来る道具です。
自分が使用しているPLフィルターはマルミ光機株式会社製のPLフィルターです。
使い方は簡単で、レンズの先端にねじ回し式で取り付けて、あとは撮影する場所でファインダーを覗き、フレーミングが決まったらPLフィルターを手で回して、適度なコントラストが得られたところで回すのを止め、撮影するといった感じです。
ただレンズの種類によっては、フォーカスを回すと、レンズの前玉も回ってしまうものがある為、そういうレンズに対してPLフィルターを装着する際は、PLフィルターの設定をする前に、ピントを合わせる必要があります。
とりあえず、PLフィルターを設定した場合としない場合での差を見るとこんな感じです。
PLフィルター設定前に比べて、設定後の方か、木の葉の緑色がよく出ています。
これは木の葉に反射している光をカットしている為、木の葉本来の色が出ていると言えます。
特に写真上部の真ん中の木の葉はPLフィルターの効果が出ています。
PLフィルター、うまく活用できれば写真の腕が上がりそうなアイテムです。