デジタル一眼レフを始めてはや2年半が過ぎました。
その魅力に飽きる事無く、次はフルサイズ一眼へのステップアップも視野に入れています。
でもなぜそこまでデジタル一眼レフにハマるのか?
重いしデカイし、ボタンがたくさんあって慣れないと使いづらいし、お金も掛かるし、一見するといいとこなどありません。
奥さんに薦められて始めましたが、それまで何の魅力も感じませんでした。
ではデジタル一眼レフの魅力って何?
2年半使ってきて、改めて自分なりのデジタル一眼レフの魅力について考えてみました。
以下写真はEOS40Dで撮影しています。
1.全ては画質の為
コンパクトデジカメから一眼レフに切り替えて先ず驚くのが、その画質の高さです。
一本の木を撮影しても、その葉っぱ一枚一枚の輪郭が見えるほどの高い解像度。
使用レンズ | TAMRON B003 | 撮影モード | 絞り優先AE |
F値 | 5.6 | 焦点距離 | 27mm |
シャッター速度 | 1/1000秒 | ISO感度 | 400 |
背景をぼかして、人物を浮き上がらせるようにして撮影したときの写真の見栄え。
使用レンズ | キヤノン EF50mm F1.4 USM | 撮影モード | 絞り優先AE |
F値 | 1.4 | 焦点距離 | 50mm |
シャッター速度 | 1/8000秒 | ISO感度 | 100 |
その他 | 露出補正+0.3 |
今までは記録や記念という意味でしか撮影していなかったのが、作品として写真を撮ってみたい、という思いがこみ上げてきます。
これが原動力となって、重くてデカイカメラを持ち歩くようになり、更に良い画像が撮りたくなって、レンズを買い足していく事になります。
ちなみに、上記2枚の写真は別々のレンズで撮影していますが、用途に応じてレンズを使い分ける事で、自分のイメージに合った写真を撮る事も出来るようになります。
2.機械を操るという感覚
コンパクトデジカメは細かな設定をしなくても、全て機械が自動で設定して撮影してくれます。
しかしデジタル一眼レフは違います。
※最近のものは全自動も多いですが・・・
F値やシャッタースピード、ISOなど、自分で設定をして撮影する必要があります。
またそれぞれの使い方の意味を理解する必要があるので、本もたくさん買って勉強もします。
一見すると面倒くさいですが、そうやって身に着けた知識を元に、自分の意思で機械を操作して写真を撮ると、自分の意思が強く反映された写真が出来るのでとても愛着が沸きますし、更に綺麗な写真が取れた時はとても感動します。
全自動では味わえない感覚があるのです。
3.ファインダーの中の世界
よく旅行などで綺麗な景色を見て、それを写真に撮って後で家で見てみると、そうでもない写真に見えてしまう事があります。
これは、自分の目で見た景色と、ファインダーの中に収めた景色にギャップがある為です。
自分の目で見る景色は、360度全体見渡す事が出来ますが、ファインダーに収める事が出来る景色には限りがあります。
なので、自分が見た景色をそのまま写真に収めるのではなく、ファインダーという限られた空間に対して、どの様に景色を収めるのかというのを考える必要が出てきます。
例えば紅葉を見て綺麗だから写真に収めようとした場合、紅葉の木全体を撮るのではなく、葉っぱの一部を撮影して紅葉の綺麗さを伝えるというのも、よくある撮影方法です。
使用レンズ | TAMRON B003 | 撮影モード | 絞り優先AE |
F値 | 8.0 | 焦点距離 | 270mm |
シャッター速度 | 1/280秒 | ISO感度 | 800 |
その他 | 露出補正+0.3、PLフィルター使用 |
この様に限られた視野の中で、自分の見た景色と違うものを見せつつ、その時の自分の感動やイメージを写真に残す事が出来ると言う面白みがあります。
この辺はコンパクトデジカメでも出来る事ですが、デジタル一眼レフを始める前までは、こんな事考えもしませんでした。
3点ほど挙げてみましたが、デジタル一眼レフにはこんな感じの魅力が自分にはあります。