Canon EOS5D MarkIII(mk3)とNikon D800を比較してみた

先日キヤノン:EOS 5D Mark IIIの発表があり、ちょっと前に発表のあったD800 / D800E | ニコンイメージング、しかしどちらの機種もまだ未発売で、発売時期は若干のズレがあるものの、ほぼ同時期であると言えます。
Canon EOS5D MarkIIIとNikon D800は同じフルサイズの映像素子を持っていますが、はたしてどちらが売れるのでしょうか?
とりあえずCanon EOS5D MarkIIIとNikon D800を比較し、自分なりに考えてみました。

先ず単純に両者のスペックを比較してみました。

項目 EOS5D MarkIII D800 補足事項
画素数 2230万画素 3630万画素
オートフォーカス 61点(41) 51点(16) ()内はクロスセンサー
連続撮影速度 6.0コマ/秒 4.0コマ/秒
ISO 100-25600(50-102400) 100-6400(50-25600) ()内は拡張時
重量 860g 900g 本体のみの重量
価格 約32万円 約26万円 2012年3月4日時点の価格.comの最低価格より

上記以外にも比較すべき点はたくさんありますが、今回の記事ではここまでとします。

◆画素数
EOS5D MarkIIIは全体的にバランスの取れたスペックのカメラを出してきたのに対し、D800は画素数を重視し、それをベースとしたスペックの様に見受けられます。
高画素であればサイズの大きな用紙に写真を印刷する際に有利なので、D800は大きな用紙に写真を印刷して鑑賞したい人に対してはメリットのある画素数だと思います。
自分は大きく印刷してもA3が最大なので、それを考えればEOS5D MarkIIIで充分足りる画素数だと思います。

◆オートフォーカス
数値からするとEOS5D MarkIIIの方が有利と言えます。
中でもクロスタイプのセンサーがEOS5D MarkIIIの方が41点と多いので、悪条件下や動体撮影などではEOS5D MarkIIIの方がオートフォーカスが合う可能性が高いと言えます。
しかし、ここには記載していませんが、D800はf/8.0対応のセンサーが11点用意されており、テレコンバーターなどを装着して最低F値が8.0となってしまう場合などではD800の方が有利になります。

◆連続撮影速度
これもEOS5D MarkIIIの方が有利と言えます。
特に動体撮影で連写する際には、EOS5D MarkIIIの方がE800に比べて、同じ撮影時間で1.5倍多く撮影できるので、連写に頼る撮影をする人にとっては良い写真が撮れる確立が上がります。
ちなみに自分は最近、動体撮影などでワンショットで撮影する練習をしていますが、失敗できない場面ではまだ連写に頼ってしまいます。
連写で良い写真が撮れても、それはカメラのおかげですが、ワンショットで良い写真が撮れたらそれは自分のウデなので、後者の方が嬉しいです。。。

◆ISO
画素数を増やすとISO(高感度)が不利と一般的には言われており、ISOに関しては、EOS5D MarkIIIとD800では2段分の違いがあります。
ISOで2段分高いという事は、シャッタースピードを2段分速くする事が出来るので、室内など、暗い条件下での撮影に対してはEOS5D MarkIIIの方が有利と言えます。

◆重量
あまり大差は無いですが、D800はフラッシュが内蔵されているので、その分重いのは仕方がないと思います。
ストロボは逆光下での被写体の撮影など、ちょっとしたところで必要になる場面があるので、小さくても無いよりはあった方がいいと思います。
Canonの純正ストロボ(フラッシュ)で、最も軽量なのは「スピードライト270EX II」で電池も含めると約200gありますが、ストロボ(フラッシュ)を常に持ち運ぶ事を考えると、D800の方が有利と言えます。
※EOS5D MarkIIIのオートライティングオプティマイザ機能が進化していれば、こういった画面でもストロボを使わなくて済むのですが・・・

◆価格
全体的に見ると、EOS5D MarkIIIの方がスペック的に良い様に見えますが、これはD800が高画素を優先した為、ISOや連続撮影速度を犠牲にせざるを得なかった結果だと思います。
個人的にはEOS5D MarkIIIとD800は拮抗していて、価格的にも同程度になるはずだと思いますが、EOS5D MarkIIIは強気に出てしまった感じがします。
なので価格面ではD800が有利と言えます。
しかし両者ともオープン価格である為、今後価格は変動します。
半年後、1年後、両者の価格がいくらになっているかが楽しみです。

両者を比較した結果、EOS5D MarkIIIはオールマイティーな用途で使用でき、悪条件下での撮影に強い印象を受けます。
D800は高画素をウリにしたカメラで、風景などの静止画に適しているカメラだと思います。
両者とも同じスペックであれば、価格の安いD800が有利なのですが、需要があるカメラはオールマイティーに使えるEOS5D MarkIIIだと思います。

自分の場合は、スナップ撮影や風景撮影などさまざまな用途で使用するのと、汎用性があった方が色々な場面で使えるので、カメラの勉強にもなるかなと思い、EOS5D MarkIIIに魅力を感じてしまいます。

EOS 5D Mark III(5D mk3)のスペックに一言

EOS 5D Mark IIが発売されてから3年半、ようやくキヤノン:EOS 5D Mark IIIが発表されました。
EOS 5D Mark IIとの比較はキヤノン:デジタル一眼レフカメラ|製品比較表で確認できます。

早速スペックについて考察してみました。
※あくまで個人的な意見です。

◆画素数:2230画素
かなり理想的な画素数です。
EOS 1DXと同じ画素数でも良かったのですが、画素数が増えずに安心しました。
自分の場合は、スナップ撮影(主に子供)と風景撮影ですが、どちらかというとスナップ撮影が多く、印刷するときもL版かA4程度のサイズなので、この程度の画素数が自分にはちょうどいいのです。
ちなみに現在はEOS40Dで撮影してますが、EOS40Dは1010万画素で、A4サイズで満足しています。※A3はちょっと物足りなさを感じる。
なので、EOS40Dと同じ画像ピッチの場合、フルサイズにすると2.56倍の約2500万画素になり、A4サイズの2倍の面積を持つA3サイズでも充分な解像度が得られると考えられます。
一時は、高解像度になるとの噂も流れていましたが、2230画素でホント良かったです。
過去デジタルカメラは新製品になると画素数が上がる傾向がありましたが、実質MarkⅡの画素数を据え置きしたCanonの英断には感謝したいと思います。

◆オートフォーカス:61点
これは予想外でした。
7Dの19点AFを引き継ぐだけでも充分と思っていましたが、まさかEOS 1DXと同程度のオートフォーカスを載せてくるとは驚きです。
この辺は先日発表されたNikon D800がD4のオートフォーカスの載せてきた事に影響を受けたのでしょうか?

自分が今使ってるEOS40Dは9点AFなので、中央1点でフォーカスロックを使用して撮影する機会が多く、動体撮影ではオートフォーカスエリアから被写体を外してしまう事が多かったので、EOS 5D Mark IIIでオートフォーカスポイントの増大を期待していました。
これは非常に楽しみ。
1DX譲りのオートフォーカスという事であれば、今のEOS40Dのオートフォーカスに比べて格段の進化です。

◆連写:6.0コマ/秒
動体撮影では5コマ/秒以上は欲しいと思っていたので、これも自分の希望通り。
それにしても2230画素でこの連写とは、DIGIC5の処理能力は素晴らしいの一言です。

◆シャッター音
カメラ好きには意外と重要な要素。
MarkⅡのシャッター音は好きになれませんでしたが、6.9コマ/秒であればそれに耐えうる機械(ミラーバランサー?)を搭載してくるハズなので、当然シャッター音も変わってくるはず。
これは実機に触れてみないと分かりませんが、連写の出来るEOS 7Dをベースとしていれば、それをフルサイズ版に拡大しているので、より重厚な感じの音になるのではないかと思います。
早く実機に触ってみたいです。
ちなみに、こちらにシャッター音の動画がアップされていましたが、やはり実機に触らないと何とも言えません。
Canon EOS 5D Mark III shutter sound at 6fps! | planet5D – HDSLR community

◆ISO:100~25600、拡張時:50~102400
これも嬉しいスペック。
EOS40Dは1600が上限でしたが、実際の撮影では800が常用域だったので、仮に半分の12800が常用域だったとすると4段分の進化です。
シャッタースピードも4段分速くする事が出来るので、室内で遊ぶ子供も普通に撮影する事が出来るようになります。
今までは室内撮影でISO:800でシャッタースピード1/30秒で、被写体ブレを起こしていましたが、EOS 5D Mark IIIだと仮にISOが12800になれば、シャッタースピードは1/480秒(実質1/500秒)で撮影できるので、これなら被写体ブレを起こさず撮影できます。

このISO感度があれば、今まで撮れなかった写真がたくさん撮れる様になります。
61点AFとAIサーボⅡを組み合わせれば、室内撮りではかなりの悪条件でも撮影が出来そうです。

◆価格:約32万円
これは残念でなりません。
320,000円は高すぎです。※3月3日 価格.comにて
競合機種であるNikon D800が、約260,000円なので、それよりも安く販売して欲しかったです。
Nikon D800に対して突出した機能があれば別ですが、今回発表されたスペックを見る限りそれが見受けられないので、それよりも安く販売してもらえれば、EOS 5D Mark IIIに魅力を感じる人も多かったと思います。

◆それ以外
静音撮影が付いたのがうれしいです。
今年から子供が幼稚園に入園するので、発表会などでシャッターをバシバシ鳴らして撮るのは、周りの人に迷惑になる場合があります。
特に隣でビデオ撮影してる人にとっては、自分の撮影したシャッター音がビデオに録音されてしまうので、迷惑をかけてしまいそうです。
なのでこの機能があればそういったサイレントな場面でも、周りに気を使わずにシャッターが切れるので、この機能は欲しかったです。
どれくらい静音になるかは実際に撮影してみないと分かりませんが、コンパクトデジカメレベルの音なら充分だと思います。

全体的に見てEOS40Dからは劇的な進化を遂げたのですが、正直この価格では手が出ないので、価格が落ち着いてきたら是非購入したいと思います。
またスペック的に見て、非常にバランスの取れたカメラなので、自分の様にフルサイズデビューを予定しているユーザーにとっても、非常に魅力的なカメラだと思いました。
お金に余裕があったら、これを機にLレンズにも手を出してしまいそうです。。。